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執筆者の写真Tommaso Barbetta

英語への切り替え


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私たちはYouTubeのコンテンツを英語に切り替えるという難しい決断をしました。英語を使うことで、より広範囲で多様な視聴者に届くことができます。この選択は、チャンネルとして成長するためには必要ですが、とても悲しい決断でもあります。


イタリアとのつながり


私はイタリア文化に親しんで育ち、自分の母国語であるイタリア語で、ニュアンスや奇妙さを持った動画や映画、ドキュメンタリーを作りたいと強く思っています。

そして、私が今の自分であるのは、多くのイタリアの作家たちのおかげです。ナンニ・モレッティ、マリオ・モニチェッリ、パオロ・ヴィラッジョなど、彼らは私の世界観に大きな影響を与えてきました。私はイタリアの観客のために作られた作品に特別なつながりを感じます。それらの作品は、私に語りかけてくるように思えるのです。私が知っている現実、私が育った街、私の家族に似た家族が描かれています。私はその映画の中に自分のルーツを見出します。その感覚が大好きでしたし、私もこの「イタリア文化」と呼ばれるものの一部になりたいと思っていました。そして今、私はそれを諦めようとしています。


私たちは諦めようとしていて、それがとても悲しくて、心が締め付けられるように痛みます。


YouTube上の小さな言語コミュニティ


自分の言語コミュニティの人々を対象にした素晴らしいコンテンツを作ることができればいいのにと思います。スウェーデン向けのスウェーデン語のコンテンツ、フィリピン向けのタガログ語コンテンツ、などなど。しかし、現状のYouTubeではそれはほぼ不可能です。もちろん、母国語が英語かスペイン語でない限りは。


もしあなたが比較的小さな市場から来ていて、ほんのわずかなニッチをターゲットにしている場合、露出を得る唯一の方法は英語で動画を制作することです。それは本当に残念です。


この状況は、悪循環を引き起こします。あなたの言語で高品質なコンテンツが少なければ少ないほど、視聴者やスポンサーは質の高いコンテンツを期待しなくなります。彼らはクソみたいなものに慣れてしまいます。世界中のクリエイティブな人々は英語を話せることが多く、質の高い動画を探すとき、母国語よりも英語を選ぶのです。これも私が数年前に経験したことです。私はイタリア語のYouTubeを見るのを完全にやめました。実際、私はイタリア語のYouTubeに対して偏見を持っています。私のような人は何千人もいます。


YouTubeは質を評価しない


しかし、この問題の根本は異なります。言語はあくまで副次的な要素です。問題は、YouTubeが質を認識していないことです。そのアルゴリズムは、何十億人もの人々にコンテンツを推薦します。これは非常に複雑な作業ですが、彼らがコンテンツを選定する方法は欠陥があります。良いコンテンツや悪いコンテンツを判断する知識を持っていないのです。視聴者が動画を評価したかどうかを評価することもできません。これは私の個人的な推測ではなく、私は1年以上動画を作り続けてきたので、これを知っています。



動画は良くなっているが、登録者は増えない


私たちの動画は明らかに良くなっています。あらゆる点で向上しています。そして、視聴者もそれを楽しんでいます。どうしてわかるかって?コメントを読むからです!読み取れる人には明らかです。皆んな私たちの動画を楽しんでいます。しかし、どうやら壊れたアルゴリズムにはそれがまったく理解できないようです。視聴者は私たちの動画を見て笑ったり泣いたりしていますが、アルゴリズムは気にしません。


拝啓アルゴリズム、数字の話をしましょうか?私たちの最後の動画は4,400回視聴され、820のいいねを獲得し、Badは一つだけです。(誰かが間違えて押したの?)。私たちの動画のいいね・Badの比率は常に99.5%以上です。

私たちはこのプラットフォームに腹を立てています。動画はどんどん良くなっているのに、視聴者数が増えないからです。これに私たちは非常に悩まされています。


切り替えの決断


イタリア語をあきらめるのは残念な結果です。私たちの論理はこうです:超小規模なニッチに閉じ込められているのなら、少なくとももっと大きな市場、大きなオーディエンスを得るべきです。そしてそのためには英語が必要です。私たちは金持ちになりたいわけではありませんし、フォロワーが10億人欲しいわけでもありません。ただ、できる限り最高の動画を作りたいのです。


私たちは視聴者に影響を与えたいと思っています。彼らの人生を変え、より良い人間になる手助けをしたい。しかし、そのためには持続可能なビジネスが必要です。お金が必要です。私は最後の動画の編集と字幕作成に3週間を費やしました。さらに1週間かけて撮影しました。つまり、1ヶ月の作業です。私たちはお金と時間を投資しています。


私たちのリソースは無限ではなく、どうにか生き残る方法を見つける必要があります。特にトミーにとってこれは重要です。彼の夢は、コンテンツクリエイターとしてフルタイムで働くことです。持続可能なビジネスがなければ、彼は現在の仕事を辞めることができません。


これが私たちが英語に切り替える理由であり、YouTubeに対して非常に腹を立てている理由です。


前進するために


この移行は複雑な気持ちを伴いますが、私たちは未来に希望を抱いています。これは必要な選択です。私たちはもっと大きく、もっと大胆な動画を作りたいと思っています。この旅にぜひ参加してください。

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